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プレスキット

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2012年11月15日より、パリ・エロティズム美術館『Musée de l'érotisme』の企画展で『Histoire de l'oeil』 (眼球譚) を開催。

 

 

Atsushi TANI

Histoire de l'oeil

 

彼の作品のフェティッシュモデル達が、不思議な幻影と歪んだ肉体への陶酔を呼び起こさせる。

 

肉体の変形とセクシャリティーの突然変異、幻想的なイメージと病的な女性らしさ、機械とオーガズムの間のヒューマノイド、それは、パラレルワールドの創造主、谷敦志による寓話集である。

 

谷敦志は1989年から制作を始め、日本国外では1994年に初めてロンドンの『AKHURST GALLERY』で作品を発表し、1995年に米国アリゾナ州のDINAWEAR GALLERYで『VIEWS FPOM JAPAN』展に出品した。

 

2004年にはアヴィニオンの『Body Art/ Weird Faktory』と、2006年にパリの『TRIBAL ACT』で個展を開催。2007年にはローマの『Mondo Bizzarro Gallery』で、2011年にパリの« Chic Art Fair 2011 » (ブース:ギャラリーメゾンダール)等、国内外で展覧会を多数開催している。

 

2008年、フランスの著名歌手ミレーヌ・ファルメールから直接のオファーを受けて、三浦悦子の人形を被写体にしたアルバム« Point de suture »のジャケット写真を手掛けた。

 

(協力・お問い合わせ:ギャラリーメゾンダール)

 

 

 

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谷敦志は、1967年に大阪で生まれ、23年間日本間で写真を撮り続けている。モンタージュ写真がその作品にパワフルなヴィジュアル効果を与える。

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『[眼球譚]から新作、川端康成[眠れる美女]に寄せて』

 

『美、エロティズム、死は一本の線に有る』

日本を代表する作家三島由紀夫の言葉である。

眼球譚、これほどまで絶対者への冒瀆に明け暮れ残酷で卑猥な小説はない。    

 

しかし、ご存知の通りバタイユは絶対者を極限にまで冒瀆し極限の残酷さを露呈する事で絶対的な美を 生み出した。 

美しくも切なく、危ういこの物語を、、、

相反するものは一つに重なり美しいエロティズムを形勢する。

それは光と陰が生み出した美である。

 

川端康成、眠れる美女-

睡眠薬で眠らされた、ものも言わずこちらを見る事もない『生きた死体』と一夜を共にするため性的不能に至ろうとする一人の老人が足しげく通う秘密の宿。

この秘密の宿で行なわれる事も又非道徳的で有り瀆神的(瀆仏的)である。

繰り返される老人の『生命への賛美と否定』。

極限まで削ぎ落とされたこの物語にも、

光と陰が生み出した美しいエロティズムがある。

 

現在、絶対的光(絶対的超越存在)が消え行く中、様々な形での表現の自由が許され黙認された末、

私に残されたものは単に通俗的なもののみで、『エロティズム、などと呼べる崇高な 美は、皆無』の様に思える。

しかし、日本人としての私の中にまだ存在する

今にも消えてしまいそうな、不確かな、ぼんやりとした、絶対的光(絶対的超越存在)。

それを今、ただ見失わないように、制作を続けて行きたいと思っております。

 

谷敦志

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